自動車部品大手のニッパツは、インド共和国西部のマハラシュトラ州オーランガバードに自動車用懸架ばねの新工場を建設すると発表した。投資額は約20億円で、2027年の生産開始を予定している。
この新工場は、同社のインド法人のNHKスプリングインディア社の3拠点目となる。インド国内の自動車生産台数は年々増加する見通しであり、自動車用懸架ばねの需要も拡大が予想されている。ニッパツはこうした市場動向を踏まえ、西インドでの生産体制強化を決定した。
新工場の敷地面積は3万2728平方m、建物面積は1万7120平方mとなる。コイルばねとスタビライザの製造販売を行い、従業員数は約350名を予定している。また、今後の更なる需要増に対応するため、追加の設備投資についても検討を進めているという。