「自転車事故ワースト1」の群馬県、高校生の事故半減へ『弱虫ペダル』とコラボ

締結式当日の様子(山本一太群馬県知事、松田進TMF理事、伊勢崎清明高校 リベラルアーツ同好会
締結式当日の様子(山本一太群馬県知事、松田進TMF理事、伊勢崎清明高校 リベラルアーツ同好会全 2 枚

トヨタ・モビリティ基金(TMF)は、群馬県と自転車事故の削減に向けた連携協定を締結した。山本一太群馬県知事らが出席して締結式が行われた。

都道府県別 高校生の通学時1万人当たりの自転車事故件数

群馬県では高校生の通学時1万人当たりの自転車事故件数が全国1位となっており、県央地域や東毛地域では8割以上の高校生が通学時に自転車を利用している。自動車中心の交通網が発達する同県で、高校生にとって自転車は重要な移動手段だが、安全な利用環境の整備が課題となっている。

今回の協定では「自転車と自動車いっしょにSTOP!脱・自転車事故件数ワースト1」をキャッチコピーに、2028年3月末までに群馬県における高校生1万人当たりの事故件数を2023年比で半減させることを目標とする。

都道府県別 高校生の通学時1万人当たりの自転車事故件数(出所:自転車の安全利用推進委員会)都道府県別 高校生の通学時1万人当たりの自転車事故件数(出所:自転車の安全利用推進委員会)

先行施策として、人気漫画『弱虫ペダル』とのコラボレーションによる自転車利用ルールを学べるガイドブックを制作し、県内すべての高校に寄贈する。群馬県が物語の舞台の一つでもある同作品を活用することで、高校生にとってルールが「押しつけ」ではなく「自分事」として捉えられるよう、親しみやすさと実用性を両立した内容としている。

今後は「データ活用」と「啓発活動」を軸とした総合的な取り組みを推進する。データ活用では、各高校や警察が管理する事故情報、自動車の車両データ、スマートフォン利用者の位置情報データなどを連携させ、官民のデータ連携による事故対策・効果検証モデルを構築する。

啓発活動では、一般社団法人市民自転車学校プロジェクト代表理事の藤本典昭氏の監修による教材開発や、県のデジタルクリエイティブ若者人材育成拠点「tsukurun GUNMA Creative Factory」と連携したデジタル教育コンテンツの制作ワークショップを実施する予定だ。

《森脇稔》

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