ロシア初のAT標準の軽商用車、ソラーズ『SF5』量産開始

ロシア初の自動変速機を標準装備した軽商用車、ソラーズ『SF5』
ロシア初の自動変速機を標準装備した軽商用車、ソラーズ『SF5』全 3 枚

ロシアの自動車メーカー、ソラーズはアラブガ工場で新型商用車のソラーズ『SF5』の量産を開始した。

量産開始式典には、ロシア政府のデニス・マントゥロフ第一副首相、タタルスタン共和国のルスタム・ミンニハノフ大統領、ソラーズ取締役会のアディル・シリノフ会長が出席した。

ソラーズSF5は、ロシア初の自動変速機を標準装備した軽商用車として注目される。同社は20年にわたりタタルスタン共和国の戦略的パートナーとして事業を展開しており、今回の新モデル投入により市場シェアの拡大を目指す。

ロシア初の自動変速機を標準装備した軽商用車、ソラーズ『SF5』ロシア初の自動変速機を標準装備した軽商用車、ソラーズ『SF5』

ソラーズ取締役会のアディル・シリノフ会長は、「SF5の量産開始により、現代的で技術的な商用車ソリューションを市場に提供する。ロシア初の自動変速機付き軽商用車を市場に投入し、今後もこの分野での存在感を拡大していく」と語った。

SF5は快適性、安全性、信頼性を高次元で両立し、ビジネス用途に適応できる設計となっている。ラインナップには密閉型バン、貨客兼用車、乗用バス、特殊車両用シャシーが含まれ、都市内配送から都市間輸送まで幅広い用途に対応する。

搭載エンジンは2.7リットルディーゼルエンジン(150hp)で、ユーロ5排出基準に適合。トランスミッションは6速オートマチックを採用している。

現地化率は既に高く、運転支援システム、テレマティクスユニット、バッテリー、ラジエーター、シート、ガラスなどロシア製部品を多数採用。車体パネルはロシア製亜鉛メッキ鋼板を使用し、耐食性を向上させている。年末までに現地化率70%達成を計画している。

ソラーズが『SF5』の量産を開始ソラーズが『SF5』の量産を開始

標準装備にはLEDデイライト、電動格納式ヒーター付きドアミラー、電動パワーウィンドウ、多機能ステアリング、エアコン、車載コンピューター、クルーズコントロール、MP3対応オーディオシステム、USB充電ポート、カップホルダーが含まれる。

安全装備としてABS、ESC、ヒルスタートアシスト、2つのエアバッグ、タイヤ空気圧監視システムを標準装備している。

保証期間は2年間で走行距離制限なし。2025年第3四半期から正規ディーラー網で販売開始予定となっている。

《森脇稔》

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