ゼンリンは、パナソニックのカーナビ「Gorilla」向け更新地図の2025年度版「JAPAN MAP 25」の販売を7月7日から開始する。
今回発売される地図データは、ダウンロード版とメディア版の2種類で展開される。ダウンロード版は1万1880円で、道路データを2か月ごとに無償で更新できる機能が付いている。更新可能期間は2026年6月30日まで。一方、メディア版は2万7720円でSDカードに最新の地図情報を収録している。
新版では2024年から2025年の期間に開通した新規路線を多数収録している。主な新規開通道路として、東北エリアでは国道47号線の升形IC~津谷IC間(6.0km)、関西エリアでは国道483号線の但馬空港IC~豊岡出石IC間(2.0km)、中国エリアでは国道9号線の大田静間IC~仁摩・石見銀山IC間(5.0km)などが含まれている。
地図データの内容も充実している。日本全国の市街地図データを採用し、建物や道路の道幅・形状が正確に描かれているため、周辺状況が分かりやすく安全な運転を支援する。収録データには1741エリアの市街地図、1541ジャンル約270万件の施設検索、約4020万件の住所検索データ、約480万件の職業別電話番号検索データが含まれている。
ゼンリンは国内カーナビゲーション用地図データでトップシェアを持つ企業で、全国に約70か所の調査拠点を保有している。建物の入り口情報や方面案内看板、道路規制情報など、カーナビゲーション機能の向上に貢献する詳細な情報を整備・提供している。