BMWの18車種2万台にリコール…火災に至るおそれ

BMW『X1』
BMW『X1』全 4 枚

BMWは6月9日、BMWの18車種のウォーターポンプについて、火災に至るおそれがあるとしてリコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。

対象となるのは2011年8月11日~18年6月29日に製作された、18車種の計2万1385台。

インテークパイプシールにおいて、設計検討が不十分なため、傷等によりインテークパイプ内に溜まったブローバイ凝縮液がインテークパイプとターボチャージャーの接続部から漏れた場合、ウォーターポンプのコネクタに滴下することがある。そのため、ウォーターポンプのコネクタ内の端子の腐食が進行し、最悪の場合、端子が短絡して異常過熱が発生し、火災に至るおそれがある。

改善措置として、全車両、インテークパイプのシールを点検し、劣化が認められた場合は交換する。また、ウォーターポンプ側とハーネス側のコネクタを点検し、状況に応じて清掃の実施、あるいは、ウォーターポンプ本体とハーネス側のコネクタを交換する。また、全車両、コネクタにスプラッシュガードキャップを後付けする。

不具合、事故ともに発生していない。

対象車種は次の通り。『3シリーズ』の「320i」、「328i」、「328i グランツーリスモ」、『4シリーズ』の「428i」、「428i グランツーリスモ」、『5シリーズ』の「523i」、「523i ツーリング」、「528i」、「528i ツーリング」、「528i グランツーリスモ」、『X1』の「X1 sDrive 20i」、「X1 xDrive 20i」、「X1 xDrive 28i」、『X3』の「X3 xDrive 20i」、「X3 xDrive 28i」、『X4』の「X4 xDrive 28i」、「X4 xDrive 28i」、『X5』の「X5 xDrive 40e」、『Z4』の「Z4 sDrive 20i」。

《小國陽大》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  2. 日産『ムラーノ』新型、米IIHSで最高の安全性評価
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 運転席から1人でアタッチメント交換を実現、日立建機が中型油圧ショベル4機種発売へ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る