世界初「第3世代車載5G通信モジュール」LGイノテックが開発、衛星通信に対応

LGイノテックが5Gブロードバンド衛星通信に対応した世界初の「第3世代車載5G通信モジュール」開発
LGイノテックが5Gブロードバンド衛星通信に対応した世界初の「第3世代車載5G通信モジュール」開発全 1 枚

韓国のLGイノテックは、5Gブロードバンド衛星通信に対応した世界初の「第3世代車載5G通信モジュール」の開発に成功したと発表した。

車載5G通信モジュールは、車両内に搭載され、5G技術を使って基地局や衛星などのネットワークインフラとデータ通信を行う部品。ソフトウェア定義車両(SDV)や自動運転に欠かせない重要なシステムだ。

従来の衛星接続対応5G通信モジュールは、帯域幅約0.2MHzの狭帯域(NB-NTN)チャネルで動作していた。データ伝送速度は毎秒数百キロビット程度に制限されており、テキストメッセージなどの低容量データ用途にしか適用できなかった。大容量データ伝送能力の制限により、狭帯域衛星通信モジュールは自動車メーカーの高度な自動運転要求を満たすことができなかった。

LGイノテックの新しい「第3世代5G通信モジュール」は、5Gブロードバンド衛星通信(NR-NTN)をサポートする。地上基地局から切断されても、衛星経由で継続的な通信を維持し、どこからでもブロードバンドネットワーク上で大容量データの高速送受信が可能だ。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  3. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  4. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
  5. 車内で動画やサブスクが見放題!Apple CarPlayも!データシステム『U2KIT』はディスプレイオーディオ革命だPR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  3. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
ランキングをもっと見る