ヒョンデの燃料電池車『ネッソ』7年ぶりのフルモデルチェンジ、水素補充5分で航続720km

ヒョンデ ネッソ 新型
ヒョンデ ネッソ 新型全 4 枚

ヒョンデは、水素燃料電池車の『ネッソ』の新型を韓国で発売した。2018年3月の初代発売から7年ぶりのフルモデルチェンジとなる。

新型ネッソは洗練された未来志向のスタイル、最大720kmの1回充電走行可能距離、最高モーター出力150kWの高効率な動力性能、クラス最高水準の安全装備やユーティリティを備えているのが特徴だ。

新型ネッソは従来のシングルグレードを3つのグレードに拡大した。韓国での販売価格はエクスクルーシブが7644万ウォン(約806万円)、エクスクルーシブスペシャルが7928万ウォン(約836万円)、プレステージが8345万ウォン(約880万円)となっている。

ヒョンデ ネッソ 新型ヒョンデ ネッソ 新型

ヒョンデは新型ネッソの販売開始と共に、購入及び維持費支援、中古車残存価値保証などのプログラムで構成された「ネッソ・エブリケア」を導入している。

具体的には、2年間水素充電費を最大55%まで支援する「水素充電費支援」(月最大5.5万ウォン相当)を行う。また水素残量不足時に100kmまで牽引する「緊急デリバリー」(5年間年2回)などを準備した。

さらに、購入3年以内に購入価格の最大68%の残存価値を保証する「中古車残存価値保証」プログラムも導入した。

動力性能面では、150kWの電動モーターを搭載し、水素燃料電池スタックの出力を94kW、高電圧バッテリーの出力を80kWに向上させ、0~100km/hまで7.8秒で到達する。

ヒョンデ ネッソ 新型ヒョンデ ネッソ 新型

水素貯蔵タンクは高性能複合素材を適用して水素貯蔵量を6.69kgまで増大させた。これにより約5分の短い補充時間で、航続は最大720kmに達する。乗用水素燃料電池車としては、世界最高水準という。

また、全国214か所に達する水素充電インフラの情報を盛り込んだ「ルートプランナー」機能を適用して、水素充電に対する顧客の利便性を向上している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る