コマツの「くるくるダンプ」が新型に、全旋回式クローラーキャリア「CD60R-3」発売

「くるくるダンプ」が愛称のコマツCD60R-3
「くるくるダンプ」が愛称のコマツCD60R-3全 1 枚

コマツは、最大積載質量6トンの全旋回式クローラーキャリア(愛称:「くるくるダンプ」)をフルモデルチェンジし、「CD60R-3」として販売を開始した。

同製品は1996年に初代「CD60R-1」を市場導入して以来、造成工事や災害復旧工事などの不整地現場での土砂・資材運搬に使用され、耐久性や360度旋回機能、コンパクト設計による狭小作業性で好評を得ている。

今回のフルモデルチェンジでは、高出力で燃費効率に優れる新型エンジン「SAA4D107E-5」を搭載。従来機より小型化しながら出力を8%向上させ、燃料消費量も低減した。オートデセル・オートアイドルストップ機能も標準装備し、余分な燃料消費を抑える。

安全性では、エンジンレイアウトの最適化により直接目視できるエリアが拡大。後方および右側周囲視認用カメラを標準装備し、死角エリアも確認できる。慣性センサーユニット(IMU)により、シャシーの傾斜角度をデジタル表示。急傾斜を検知すると表示色が変化し、ブザー音でオペレーターに危険を通知する。

ボディ下げ忘れ防止機能も搭載。ボディが上がっている間はモニター画面右上にアイコンが表示され、上げたまま走行した場合はブザー音で知らせる。

耐久性・整備性では、過積載警告灯を標準装備し、過積載状態をモニター上で確認可能。メンテナンスフリーバッテリーの採用により液面点検が不要となり、バッテリー位置の最適化でメンテナンス作業の負担を軽減した。

機械質量が10トン未満の軽量・コンパクト設計により、輸送手段の選択肢が広がり、狭小現場への搬入や稼働も可能な高い機動性を実現している。

価格は3730万円(工場裸渡し、消費税抜き)、販売目標は80台/年だ。

《森脇稔》

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