大和自動車交通、運転能力測定機器を試験導入、乗務員の健康状態を「見える化」へ

運転能力測定機器「MEDEMIL Drive」を試験導入
運転能力測定機器「MEDEMIL Drive」を試験導入全 1 枚

大和自動車交通は、乗務員の健康状態の「見える化」による安全運行体制の強化を目的として、運転能力測定機器「MEDEMIL Drive(メデミルドライブ)」を一部事業所において試験的に導入したと発表した。

この機器は、眼球運動の分析を通じて注意力・認知力・判断力などを数値化するもので、事故リスクの可視化による予防的な安全管理を目指す新たな取り組みとなる。

近年、事業用自動車における健康起因事故が増加しており、令和5年にはその約25%が交通事故に発展するなど、社会的な課題となっている。特に、病気の兆候が現れる「未病」段階での早期発見や、加齢に伴う運転能力の低下への的確な対応が、より一層求められている状況だ。

同社では、乗務員の健康を「安全輸送の根幹」と位置づけ、日々の点呼時チェックや健康支援施策の強化に取り組んでいる。その一環として、今般、本機器の試験導入を決定した。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. 新型センチュリークーペ、6輪のレクサス『LS』、次期カローラにミゼットも…トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」出展車両を公開
  3. スバル『REX』、初の1.0Lターボエンジン搭載…新登場の4WDモデルは218万7900円から
  4. 日産ブースはマンガ文化に着想、主役は『エルグランド』新型…ジャパンモビリティショー2025
  5. レクサス『IS』改良新型、新フェイスの実車を初公開…米国仕様は「F SPORT」のみ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る