役付き? カレラもターボも、タルガもGT3も、答えは一つではないポルシェ『911』!

ポルシェ911ターボ(930)
ポルシェ911ターボ(930)全 8 枚

輸入車中古車情報誌『カーセンサーEDGE』8月号(発行:リクルート)の特集は「911は役付きか? カレラか?」。“役付き”というのは「ターボ」とか「GT3」とか、ベーシックな「カレラ」に対し、なんらかの機能を持ったモデルだ。

【画像全8枚】

ポルシェ『911』の本質はどこにあるのか、というのが特集の発端。911の本質は役付きなのか、それとも”カレラ”なのか……。“原点”の美学を体現するカレラと、“目的”・“使命”をもつ役付きたち。911は一つの車名に多様な魂を宿し、本質と進化をそれぞれ内包している。

「選び方の答えは一つではない。911は唯一無二の存在であり、スポーツカーの究極の系譜なのだ」と『カーセンサーEDGE』編集部はいう。911をカレラと役付きに分類することで、解像度が上がってくる特集。

まず究極の役付きとされるのが「911ターボ」だ。911が“ただのスポーツカーでは終わらない”と主張するその存在が、ターボ。カレラを911の原点とするならば、ターボは野心だという。ターボはスポーツカーという枠を超えた“もう一つの911”であるとする。

続いて原点のカレラを論じる。911の後期型、通称「992.2」がいよいよ日本に上陸したこの機会に、最新のカレラを感じ取るため、カレラのほか「カレラT」「カレラGTS」に試乗し、今の911におけるカレラの解釈を考えた。

さらに特集では、異端児とも言えるカブリオレとタルガにも言及する。オープンエアモデルは、スポーツカーにおいて邪道とする向きもあるいっぽうで、歴代911にはカブリオレとタルガが設定されている。なぜか? これらは単なる派生モデルではなく、911というスポーツカーの世界を広げるために生み出された“別の表現形”なのだという。

そして「最もサーキット志向で純粋なスポーツ性能を追求」という役付きが、「GT3/GT3 RS」だ。記事では、GT3を「公道でも楽しめるピュアスポーツ」、GT3 RSを「公道を走れるレーシングカー」と定義し、解説する。これらはポルシェのモータースポーツ部門が開発に関与する、特別な911なのだ。


気になる見出し……●FEATURE 911は役付きか? カレラか?●Car as Art! Tesla Model Y●EDGE ANGLE●テリー伊藤の実車見聞録 Volkswagen EOS●多事放論 なぜファントムは世界最高峰のラグジュアリカーと言われるのか?●EDGYなカーライフ B面 カスタマーとポルシェ●EVの現在値 西川淳の1000km LONG TEST Audi Q4 Sportback 45 e-tron S line●愛すべき早すぎたクルマたち 走行状況に応じて稼働するスポイラーを最初に搭載したのはポルシェ959

出版・編集関連事業に携わる方々へ:御社で発行されるモビリティ(自動車、モーターサイクルなど)関連書籍/雑誌を当編集部までお送りください。『レスポンス』サイト上にて紹介いたします。送り先は「〒164-0012 東京都中野区本町1-32-2 ハーモニータワー17階 株式会社イード『レスポンス』編集部」。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ヴェゼルの正解ホイールはこれだ!RAYS『HOMURA & RSS』の最新“純正適合ホイール”を一気見PR
  2. マツダ、新型電動SUV『EZ-60』を中国発売…約250万円から
  3. トヨタ『GRカローラ』に2026年型、米国は2グレード展開で今秋発売へ
  4. スズキの新型ハイブリッドSUV『インビクト』、インド安全性評価で最高の5つ星獲得
  5. 【ヤマハ YZF-R25 新型】人気の理由は「映えるデザイン」にあり! 進化する「Rの血統」とは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る