ニュル最速の電動エグゼクティブ、シャオミ『SU7 Ultra』は約1066万円から

Xiaomi(シャオミ)SU7 Ultra
Xiaomi(シャオミ)SU7 Ultra全 8 枚

中国のXiaomi(シャオミ、小米汽車)は、フラッグシップEV『SU7 Ultra』シリーズ」中国市場で発売した。ラインアップには、サーキット仕様の「Track Package」と希少な「Nurburgring Limited Edition」の2つの高性能バージョンが含まれる。

スタンダードモデルのSU7 Ultraは52万9900元(約1066万円)から。サーキット走行に特化した「Track Package」は追加オプションで10万元、フル装備価格は62万9900元(約1267万円)となる。限定版「Nurburgring Limited Edition」は81万4900元(約1639万円)のプレミアム価格で販売される。

シャオミ SU7 Ultraシャオミ SU7 Ultra

Xiaomi SU7 Ultraは開発当初からニュルブルクリンク北コース制覇を目標に掲げてきた。ニュルブルクリンクは技術力を試す舞台であり、Xiaomi EVはここで技術を磨き量産モデルに反映している。

量産モデルのSU7 Ultraはニュルブルクリンク北コースで最速の電動エグゼクティブカー記録を樹立。ラップタイムは7分04秒957で、高性能EVのリーダーとしての地位を確立した。プロトタイプ車両はさらに高速な6分22秒091を記録し、総合ランキング3位にランクインした。

「Track Package」はXiaomi Hyperトライモーターシステム、高出力バッテリーパック、冷却・ブレーキシステム、デュアルチャンバー式エアスプリング、高性能アダプティブダンパーを搭載。最大出力1548ps、0-100km/h加速1.98秒、最高速度350km/hを実現する。オプションのTrack PackageはBilstein製ショックアブソーバー、ENDLESS製ブレーキパッド、ピレリ製高性能タイヤ、21インチ鍛造ホイール、カーボンファイバー製パーツを含み、価格は10万元。

Xiaomi(シャオミ)SU7 UltraXiaomi(シャオミ)SU7 Ultra

「Nurburgring Limited Edition」はTrack Packageに加え、カーボンファイバー製デュアルベントフード、リアスポイラー、エクステリアトリム、インテリアパッケージ、専用デカールを装備。FIA認証のレーシングバケットシート、6点式シートベルト、セミロールケージを備え、ねじり剛性12%向上、車両重量30kg軽量化、ルーフ耐圧性57%強化。空力性能向上のためカーボンファイバー製アンダーボディエアロパネルを採用し、最大44kgのダウンフォースを発生させる。

限定版は2025年モデルで10台限定販売、総生産100台の希少モデル。価格は81万4900元で、公道走行可能な4ドア車として究極の一台という。

Xiaomi SU7 Ultraは卓越したパフォーマンスとエンジニアリングを求めるドライバーに向けたモデルで、公道とサーキットで高い性能を発揮する。中国本土ではXiaomi EVアプリとWeChatミニプログラムで注文受付中だ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. いすゞ『ギガ』など大型・中型トラック1万6780台をリコール…シートサスペンション不具合
  2. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  3. ケーニグセグ、1625馬力の新型ハイパーカー『サダイアズ・スピア』発表
  4. トヨタ『SORA』にリコール…ワンマンバスの構造要件を満足しないおそれ
  5. なぜ? 日産 リーフ 新型がクロスオーバーSUVに変身した理由
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る