ホンダ、デンソー、東レ、野村総合研究所、マテック、リバーの6社は、使用済み自動車(ELV)の自動精緻解体を起点としたCar to Car実現のため「BlueRebirth(ブルーリバース)協議会」を設立したと発表した。
自動車産業では持続可能な社会実現に向けてサーキュラーエコノミーへの転換が求められており、再生材の大幅な利用拡大による天然資源の消費削減が大きな課題となっている。しかし現在、ELVを破砕した後に材料を選別する手法が世界では主流であり、高純度の再生原料の確保が極めて難しい状況だ。
また、これまで動静脈の連携が十分ではなかったことから、高い品質基準と十分な供給量の両立が求められる自動車の材料として、再生材を用いるための取り組みが進んでいなかった。
加えて、自動車リサイクル産業では自動化・デジタル化の推進や職場環境の整備による人手不足の解消が求められている。