出光興産は、全固体リチウムイオン二次電池の材料となる硫化物系固体電解質の量産技術開発に向けた小型実証設備「第2プラント」の能力増強を計画していると発表した。この計画は経済産業省から「蓄電池に係る供給確保計画」として認定された。投資金額は約11億円で、助成金額は最大6億円となる。同社は千葉県袖ケ浦市の次世代技術研究所敷地内にある第2プラントで、固体電解質のサンプル生産能力を十数トン規模(年産)に増強する。これにより量産技術開発を加速させる方針だ。