川崎汽船は、LNG燃料自動車船「OCEANUS HIGHWAY」において、同社初となるバイオLNG燃料を使用した運航を開始したと発表した。
同船は6月にベルギー・ゼーブルージュ港で、シェル社から約500トンのバイオLNG燃料の供給を受けた。今回使用されたバイオLNG燃料は、再生可能な有機廃棄物を原料とし、製造から消費までのサイクルを通じてカーボンニュートラルとされる。
バイオLNG燃料は有機廃棄物からメタンを回収して燃焼させることで、大気中へのメタン放出を防ぎ、温室効果ガスの削減につながる。また既存のLNGサプライチェーンを活用できるため、船舶運航における脱炭素化に向けた有効な手段となる。