ポルシェ『911』、最新4WDモデル「4S」3車種を追加…2352万円から

ポルシェ911の4WDモデル「タルガ4S」「カレラ4S」「カレラ4Sカブリオレ」
ポルシェ911の4WDモデル「タルガ4S」「カレラ4S」「カレラ4Sカブリオレ」全 6 枚

ポルシェジャパンは、『911』シリーズの最新4WDモデル3車種として、『911カレラ4S』『911カレラ4Sカブリオレ』『911タルガ4S』の予約受注を全国のポルシェ正規販売店にて開始した。価格は2352万円からとなっている。

【画像全6枚】

新たに加わった3つの4WDモデルにより、911では合計6モデルで4WDが選択できるようになった。新モデルには、当初「セーフティーカブリオレ」として米国市場に導入され、今年で誕生から60周年を迎えたタルガボディスタイルの2つ目のバージョンも含まれる。

911カレラ4Sの最新モデルは、クーペとカブリオレで発売され、タルガ4Sと合わせて、パワフルな「GTS」モデルの下のラインナップが拡大する。大幅に改良されたパワートレインにより、4WDスポーツカーは先代モデルに比べてエモーショナルな側面が大きく向上している。

911のSバージョンを選択する顧客の約半数が4WDを選ぶのには十分な理由がある。それは悪天候でも最大限のトラクションを発揮できることだ。特に、気候が変わりやすい地域や道路状況が厳しい地域では、4WDが911の安全性をさらに高める。

911の新しい4WDモデルは、「カレラS」のアップグレードされた駆動システムを採用しており、3.0リットル水平対向6気筒ツインターボエンジンが先代モデルより22kW(30ps)上回る353kW(480ps)を発生する。この性能の向上は、『911ターボ』から設計が引き継がれたインタークーラーシステムの最適化が寄与している。

8速ポルシェデュアルクラッチトランスミッション(PDK)が4輪すべてにパワーを伝達し、911カレラ4Sクーペの0-100km/h加速タイムは3.3秒(スポーツクロノパッケージ装着車)、最高速度は308km/hに達する。

標準装備も先代モデルに比べ大幅にグレードアップした。最新デザインの20/21インチスタッガードフィットカレラSホイール、ポルシェトルクベクトリングプラス(PTV+)、911特有の特徴的なサウンドを奏でるスポーツエグゾーストシステムなどが採用されている。

GTSモデルから引き継がれたブレーキシステムが標準装備されており、レッドのブレーキキャリパーと、フロントに408mm、リアに380mmのディスクが付いている。また、911タルガ4Sはリアホイールステアリングを標準装備している。

4WDスポーツカーのインテリアにはレザーパッケージが装備される。さらに、マトリックスLEDヘッドライトとワイヤレススマートフォン充電も標準装備される。その他の装備として、電動格納式エクステリアミラー(ミラーサラウンド照明付)、ライトデザインパッケージ、レインセンサー内蔵自動防眩ルームミラーおよびエクステリアミラー、レーンデパーチャーウォーニングなどがある。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  2. さらなる人馬一体へ!NDロードスター用「リビルトエンジン」発売、価格は65万7800円
  3. ホンダ『オデッセイ』専用コンソールボックス「オデュッセイヤ」発売、高級感と機能性のプレミアム仕様
  4. マツダの新型SUV『EZ-60』すでに4万台の予約殺到! SNSでは「マツダ復権か??」「日本でも売るべき」など話題に
  5. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る