フリーランスや非正規社員らは指をくわえてみているしかないようだが、経団連が発表した大手企業が支払う夏のボーナス(賞与・一時金)の第1次集計結果によると、18業種107社(約70万3000人)の平均妥結額は99万848円で前年夏に比べ4.37%の増加だったという。
きょうの各紙にも「夏ボーナス、過去最高99万円」などと取り上げているが、第1回集計としては4年連続で前年同期を上回ったほか、比較できる1981年以降、2年連続で最高額を更新したそうだ。
製造業と非製造業別では製造業全体が4.49%増の103万5889円、非製造業は3.76%増の85万7602円。このうち、業種別の支給額をみると、18業種のうち化学の105万414円(28.99増)や電機の106万7963円(,7.96%増)など13業種が前年同期に比べてプラスとなったが、半面、鉄鋼の93万883円(7.0%減)、自動車の107万7634円(2,03%減)、情報通信の88万4283円(0.14%減)など5業種がマイナスだった。
また、支給額の首位は建設で126万9893円(6,04%増)、2位が造船で118万4644円(11.01%増)、3位が商業で117万4149円(3.76%増)と続くが、100万円の大台を超えたのは自動車のほか、電機や化学を含めると6業種となっている。
この経団連の調査は原則として従業員500人以上の22業種244社を対象に実施したが、最終集計は8月上旬に公表を予定しているという。
2025年7月4日付
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●夏のボーナス99万円大手平均過去最高、経団連集計 (朝日・9面)
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●夏ボーナス4年連続最高、5.9%増、非製造業が底上げ、本社最終集計 (日経・1面)
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