DS『N°8』のデュオトーンを実現するABBの革新的塗装技術「PixelPaint」

DS『N°8』
DS『N°8』全 4 枚

スイスに本拠を置くABBは、同社の革新的な塗装技術「PixelPaint」がステランティス傘下のDSオートモビルの電動フラッグシップ『N°8』に採用されたと発表した。

「デュオトーン」仕上げを採用したDS N°8

PixelPaint技術は、1000個以上の微細なノズルを個別制御できる塗装ヘッドをABBのロボット「IRB 5500ペイントシリーズ」に搭載したシステムだ。3Dビジョンシステムと連携し、車体に極めて近い距離で塗装を行うことで、100%の塗料を車体に塗布し、オーバースプレーや空中への飛散を完全に排除する。

この技術により廃棄物が削減され、環境処理要件も軽減されるため、DSオートモビルの持続可能性目標に大きく貢献する。日本ペイントのモノコート塗料と組み合わせることで、DS N°8の特徴的なデュオトーン塗装を実現する。

生産は2025年後半から、ステランティスのイタリア・メルフィ工場で本格稼働する予定だ。完全自動化された持続可能なプロセスにより、フランスブランドの魅力を体現した仕上がりを提供する。

ABB、ステランティス、日本ペイントの3社は、カンヌで開催された自動車ボディ仕上げに関する国際会議「SURCAR Europe」でこの協業を発表し、イノベーション賞を受賞している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「かっこよすぎて悶える」ホンダ『プレリュード』レーシングカー公開!SNSでは「来年が楽しみ」と活躍に期待
  2. レクサスの最高峰セダン『LS』36年の歴史に幕、SNSでは「センチュリーが後継モデルに?」との期待も
  3. スバル『フォレスター』試乗して分かった日本車に対する本音とは…9月の試乗記ベスト5
  4. ポルシェ『カイエン』次期型のEV、インテリア先行公開…14.25インチOLED製フルデジタルメーター採用
  5. 「ヤリクロ超えたのでは?」スズキ『クロスビー』のフルモデルチェンジ級進化に「最近スズキすげぇな」などSNS興奮
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る