コンチネンタルは、最大300kgの小型積載コンテナ(SLC)を完全自動で搬送する超小型搬送ロボット「NXS 300」を開発したと発表した。
NXS 300は既存の床面ローラートラックへのインフラ改修が不要で、VDA 5050統合により既存のAMR(自律移動ロボット)フリートにシームレスに接続できる。最高速度は毎秒2mで、360度センサーにより安全な全方向移動を実現する。
製品は2つのバージョンを用意。ベース版はフォーク長600mmで従来の400×600mmSLCに対応し、拡張版はフォーク長800mmでハーフパレットに対応して1回の搬送容量を倍増させる。
2026年初頭に販売を開始する予定。現在、ドイツのラインベレンとルーマニアのシビウにあるコンチネンタルの拠点で実証実験を実施中で、初期評価では投資回収期間は2年以内としている。
