住友ベークライト、電動ポンプ向け高耐熱フェノール樹脂を拡充…電動化で需要増

スミコン PM-5700シリーズ
スミコン PM-5700シリーズ全 3 枚

住友ベークライトは、高摺動性と高耐熱性を備えたフェノール樹脂成形材料「スミコン PM-5700シリーズ」の製品ラインナップを拡充する。

【画像全3枚】

「スミコン PM-5700シリーズ」は、自動車の電動化に伴い電動ポンプ類の軸受用途で採用が進んでいる。電動ポンプは機能向上に伴い、高温・高負荷での耐久性向上とCO2排出量削減のニーズが高まっており、これらに効果的な材料として市場開拓を進めている。

自動車の電動化が進む中、電動ウォーターポンプ(EWP)や電動オイルポンプ、電動バキュームポンプの機能向上やコスト最適化、素材のCO2排出量削減が求められている。EWPの軸受には焼結カーボンやPTFE含有のPEEKなど高価な材料が使われているが、これらは製造時のCO2排出量が多く、加工工数や摩擦熱による溶融などの課題がある。

フェノール樹脂成形材料スミコン PM-5700シリーズは、高耐熱のフェノール樹脂に黒鉛を充填し、高摺動性と高耐熱性を実現した。独自配合により「滑る・融けない高耐熱プラスチック」を実現し、インジェクション成形に対応。薄肉成形や偏肉成形が可能で設計自由度が高い。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  2. さらなる人馬一体へ!NDロードスター用「リビルトエンジン」発売、価格は65万7800円
  3. マツダの新型SUV『EZ-60』すでに4万台の予約殺到! SNSでは「マツダ復権か??」「日本でも売るべき」など話題に
  4. ホンダ『フリード』がニューレトロに!? ダムドが専用ボディキットのデザインを先行公開 発売は2025年冬
  5. メルセデスベンツ『Gクラス』、オープン「カブリオレ」復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る