フィアットは、フランスの高級水着ブランド「ヴィルブルカン(Vilebrequin)」とコラボレーションした超小型EV『トポリーノ』を欧州で発表した。モデル名は、フィアット『トポリーノ ヴィルブルカン コレクターズエディション』。欧州で限定販売される予定だ。
両ブランドは1971年以来、地中海のライフスタイルを象徴する存在として親しまれてきた。フィアットは『500ドルチェヴィータ』や『リヴァ』、『スピアッジーナ'58』など、太陽を愛する車両の伝統を持ち、イタリアの良き生活を体現してきた。

今回の限定モデルは、イタリアとフランスの顧客向けに手作業でカスタマイズされる。外観は白とマリンブルーの2トーンカラーを採用し、縞模様のパラソルやセーリングキャノピー、レトロな水着を連想させるデザインとなっている。
ソフトトップは帽子のように折り畳み可能で、リア部分には特別に製作されたキャリアとシャワー設備を装備している。特別なキーリングには、2000年から海の守護者として親しまれているヴィルブルカンのアイコンであるカメが付いている。

各車両には、フィアットCEO兼ステランティス・グローバルCMOのオリヴィエ・フランソワ氏とヴィルブルカンCEOのローラン・エルロリー氏が直筆でサインした感謝状とカメのキーチェーンを含む専用ウェルカムキットが付属する。
内装では、シートにヴィルブルカンのロゴが刺繍され、クロームキックプレートが足元を彩る。通常のフロアマットの代わりに、ヨット風の職人技を自動車業界に持ち込む自動車サプライヤーから調達したチーク材のディテールを採用している。ドルチェヴィータボックスには、ヴィルブルカンの特徴的なパターンが施されている。
