AIスマートSUV、シャオペン『G7』中国発売…ファーウェイの87インチHUD初搭載

シャオペン G7
シャオペン G7全 4 枚

中国のEVメーカー、XPENG(シャオペン、小鵬汽車)は、AIスマートSUV、シャオペン『G7』を中国で発売した。

G7は602長続航Max、702超長続航Max、702超長続航Ultraの3モデルを展開し、メーカー希望小売価格はそれぞれ19.58万元、20.58万元、22.58万元に設定された。発売と同時に納車が可能となっている。

シャオペンG7は、AI自動車として、2250TOPSの有効算力と車載でのVLA+VLM大規模言語モデルの業界初搭載を実現した。さらに業界をリードする「追光全景」ヘッドアップディスプレイ、極AIシャシーなどの先端技術を搭載している。

最上位モデルのG7 Ultraには、図霊AIチップを3基搭載し、世界初となる同一チップをAI自動車、AIロボット、フライングカーに応用した。車両全体の有効算力は2250TOPSに達し、これは業界フラッグシップモデルの3-28倍に相当する。

シャオペン G7シャオペン G7

また、世界初となるシート専用図霊AIチップを追加搭載した。スマート座席のAI有効算力は800+TOPSに達し、競合フラッグシップ車種の26倍となっている。

シャオペンG7は世界初のVLA+VLM大型モデルを搭載し、完全なローカル展開での運用を実現した。VLA-OLモデルは「運動型大脳+小脳」の自動運転アーキテクチャを構築し、持続的強化学習能力を備えている。

シャオペンG7は、華為(ファーウェイ)と共同開発した「追光全景」ヘッドアップディスプレイを初搭載し、87インチの超大画面、業界をリードする1万2000nitの持続高輝度、1800:1の業界先進コントラスト比を実現した。

シャオペン G7シャオペン G7

外観デザインでは、空飛ぶクルマからデザイン要素を抽出し、第二世代ファミリー式X FACEフロントフェイスと組み合わせた。内装では、欧州の天然ウッドやナッパレザーなど高級素材を使用している。

空間設計では、革新的設計により88%の超大室内率を実現し、車両空間は4.47立法mに達した。後部トランク容量は同クラス最大の819Lで、2277Lまで拡張可能となっている。

800V高圧SiC炭化ケイ素プラットフォームや5C超充AIバッテリーで、702kmの航続距離を実現した。5C超充AIバッテリーは451kWピーク充電出力をサポートし、10分間で436kmの航続距離分を充電できる。

《森脇稔》

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