ステランティス、燃料電池開発から撤退…水素市場に「中期的な見込みなし」

年内発売を予定していたステランティスの燃料電池商用車
年内発売を予定していたステランティスの燃料電池商用車全 1 枚

ステランティスは16日、水素燃料電池技術の開発プログラムを中止すると発表した。

同社は、水素充填インフラの整備が限定的であること、多額の設備投資が必要であること、さらに消費者向けの強力な購入インセンティブが不足していることから、2020年代末までに水素を動力源とする小型商用車が普及する見込みはないと判断した。

この決定により、ステランティスは今年予定していた水素を動力源とする新しい商用車シリーズ『Pro One』の発売を中止する。量産は今夏からフランスのオルダン工場(中型バン)とポーランドのグリヴィツェ工場(大型バン)で開始される予定だった。


《森脇稔》

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