フロントマスクがほぼディスプレイ!? “感情表現”もできる新型ミニバン『FXスーパーワン』発表

ファラデーフューチャーの新型電動ミニバン『FXスーパーワン』
ファラデーフューチャーの新型電動ミニバン『FXスーパーワン』全 6 枚

米国のEVメーカーのファラデーフューチャーは、新型電動ミニバン『FXスーパーワン』を世界初公開した。

FXスーパーワンは、広々とした室内空間と高級素材を使用した内装が特徴のMPVだ。複数列シート、アンビエント照明、プレミアムエンターテインメントシステムなど、乗員の快適性を重視した設計となっている。パワートレインはEVとAIハイブリッドエクステンデットレンジ(AIHER)の2つのオプションを用意し、全車にAWDを標準装備する。

同車の最大の特徴は、新開発のFFスーパーEAI F.A.C.E.(フロントAIコミュニケーションエコシステム)の搭載だ。従来の固定的なフロントグリルに代わり、車両が表情を持ち、感情を表現できる革新的なシステムとなっている。これにより「1000台の車に1000の顔」を実現し、車両のAIエージェントが五感で知覚し、世界とコミュニケーションを取ることが可能になる。

ファラデーフューチャーの新型電動ミニバン『FXスーパーワン』ファラデーフューチャーの新型電動ミニバン『FXスーパーワン』

さらに、FF EAI具現化インテリジェンスAIエージェント6x4アーキテクチャも搭載する。これは純粋なビジョン、エンドツーエンドのビジョン・ランゲージ・アクション(VLA)、ワールドモデルに基づいて構築されており、6つの技術プラットフォームが4つの技術システムによって駆動される構造だ。

安全面では、360度アクティブ・パッシブ安全システムを採用。高強度鋼構造、フルタイム電動AWD、リスクを事前に予測するAI技術を組み合わせた包括的な安全システムを提供する。

ファラデーフューチャーの新型電動ミニバン『FXスーパーワン』ファラデーフューチャーの新型電動ミニバン『FXスーパーワン』

室内では、ゼログラビティシートを全モデルに標準装備し、大型イマーシブスクリーンとドルビーアトモスサラウンドサウンドシステムを搭載。折りたたみ式テーブルや全温度対応インテリジェント冷蔵庫も備え、移動するラウンジやオフィスとしての機能も果たす。

ファラデーフューチャーは2017年にAIEV(AI電気自動車)の新種として『FF 91』を発表しており、今回のFXスーパーワンは「ファーストクラスEAI-MPV」という新たなカテゴリーの車両として位置づけている。

《森脇稔》

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