トヨタ『ヤリスクロス』がハイブリッド・フレックス燃料車に、日本とは違うブラジル専用車

ブラジルで現地生産されるトヨタ・ヤリスクロスのティザー
ブラジルで現地生産されるトヨタ・ヤリスクロスのティザー全 2 枚

トヨタ・ド・ブラジルは、サンパウロ州ソロカバ工場で生産する新型フレックス・ハイブリッドコンパクトSUVの車名を『ヤリスクロス』と発表した。ティザー画像が1点公開されており、日本や欧州で販売されているヤリスクロスとは全く異なるテールランプの形状であることが確認できる。

フレックス燃料車は、ガソリンとバイオエタノールを混合して走行できる車で、ブラジルで人気。ヤリスクロスは10月にブラジルで発売予定で、2024年3月に発表した115億レアルの投資計画の一環として位置づけられている。

ブラジル向けのヤリスクロスは、ハイブリッドフレックス仕様として投入される。ブラジル市場での同社戦略に沿って、最大10年間の保証延長プログラム「Toyota 10」の対象車種となる。

同プログラムは、工場保証の5年間終了後、正規ディーラーでの定期点検を受けることで追加費用なしで自動的に適用される。延長保証は12か月または1万kmごとに更新可能で、ボディパーツ、冷却システム、電気・電子部品、エンジン、トランスミッション、ブレーキなどを最大60か月間(初期保証と合わせて120か月)、走行距離は個人使用で20万km、商用使用で10万kmまでカバーする。

トヨタのモビリティサービス企業KINTOは、ブラジル市場投入後にヤリスクロスを独占的に提供する予定だ。KINTOは現在、時間・日・週・月単位でのトヨタ・レクサス車レンタル・シェアリングサービス「KINTO Share」、法人向けフリート管理「KINTO One Fleet」、新車・中古車サブスクリプション「KINTO One Personal」の3つのサービスをブラジルで展開している。

ヤリスクロスには「トヨタ・サービシオス・コネクタドス」も搭載される。専用アプリ「Toyota App」を通じて、車両ステータス確認、走行履歴、点検リマインダー、燃費指標、故障診断などの機能を追加費用なしで利用できるほか、安全性と利便性を向上させる各種機能も導入される。

《森脇稔》

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