三菱ふそうトラック・バスは7月24日、マイクロバス『ローザ』のSSAM(電装品制御及び電源分配コントローラー)について、ソフトウェアが不適切だったためリセットを繰り返しエンジン始動不能などに陥る恐れがあるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。
対象となるのは2024年3月~2025年3月に製造された768台。
SSAMと呼ばれる電装品制御コントロールモジュールについて、ソフトウェアが不適切だったため、起動中に内部装置の故障と誤認識しリセットを繰り返してしまうことがある。これにより、コントロールモジュールが正常に作動しないため、エンジンの始動不能、停止不能や、電装品の不作動、強制作動などに陥る恐れがあるという。
これに対し三菱ふそうトラック・バスは、対象車両の使用者へダイレクトメール等で通知の上、全車両のSSAMのソフトウェアを対策プログラムへと書き換える。
これまでにこの件に係る不具合が36件報告されており、事故は報告されていない。