オペル史上最速のEV『モッカGSE』、ラリーイメージの高性能モデル誕生

オペル『モッカGSE』
オペル『モッカGSE』全 10 枚

オペルは、高性能電気自動車『モッカGSE』を欧州で発表した。同車は「OMG! GSE」のコンセプトの下で開発され、ラリープロトタイプ「モッカGSEラリー」からインスパイアされた高性能モデルとなる。

オペル史上最速のEV『モッカGSE』

モッカGSEは最高出力207kW(280hp)、最大トルク345Nmを発生し、0-100km/h加速を5.9秒で達成する。最高速度は200km/hに達し、オペル史上最速の電気自動車となる予定だ。

駆動方式は前輪駆動で、トルセン製マルチプレート式リミテッドスリップデファレンシャルを装備。特別に設計されたアクスルと新開発のダブル油圧ショックアブソーバーを採用したシャシーにより、優れた走行性能を実現している。

エネルギーは54kWhのリチウムイオンバッテリーに蓄えられ、車両重量は1.6トン以下に抑えられている。ドライバーは「スポーツ」「ノーマル」「エコ」の3つのドライブモードから選択可能で、スポーツモードでは最大出力を発揮し、ノーマルモードでは最高速度180km/hまで、エコモードでは効率を重視した設定となる。

デザイン面では、GSE専用のフロントバンパーとリアインサートがラリープロトタイプからインスパイアされている。20インチの空力デザインアルミホイールにミシュラン パイロットスポーツEV 225/40 R20タイヤを組み合わせ、イエローのGSEブレーキキャリパーが特徴的だ。

内装では、グレー/ブラック、ホワイト、イエローを基調とし、アルカンターラ製GSEスポーツシートを採用。上下がフラットになったステアリングホイールとアルミ製スポーツペダルを装備している。10インチのデジタルドライバー情報ディスプレイと中央のカラータッチスクリーンには、GSE専用のパフォーマンスデータやGフォース表示、加速値、バッテリー管理データなどが表示される。

《森脇稔》

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