スズキの新型ネオレトロバイク『GSX-8T/TT』が日本初公開!「鈴鹿8耐」会場で目にしたファンの声は

スズキ GSX-8TT(鈴鹿8耐2025)
スズキ GSX-8TT(鈴鹿8耐2025)全 48 枚

スズキは、7月にワールドプレミアしたばかりの新型ネオレトロバイク『GSX-8T』と『GSX-8TT』を「鈴鹿8耐」(2025 FIM世界耐久選手権コカ・コーラ鈴鹿8時間耐久ロードレース第46回大会)で日本初公開。SNSでは、会場で実物を見たファンから「カウル付きのTTがグッと来る」「安っぽさなくて良かった」といった声が上がっている。

この2台はスズキの過去の名車の個性的で魅力的な要素と現代的なデザインを融合させつつ、最新の技術やエンジン、車体を採用したネオレトロのストリートバイクで、2025年夏頃より、欧州、北米を中心に世界各国で順次販売が開始される。

スズキ GSX-8TT(鈴鹿8耐2025)スズキ GSX-8TT(鈴鹿8耐2025)

『GSX-8S/R』で採用され高い評価を得ている776ccのコンパクトなエンジンと高剛性なスチールフレーム、軽量なアルミスイングアームを組み合わせ、レトロ感を醸し出す丸形ヘッドライトを装着。

「GSX-8T」は1960年代の高性能ネイキッドバイクで“Titan”の愛称で知られる『T500』を彷彿とさせるデザインに仕上げた。車体後方をマットブラックにすることでタンクを際立たせるカラーリングを採用し、勝負球を意味するビリヤードのエイトボールをイメージした立体エンブレムをシュラウドに配置したレトロかつモダンなデザインとした。

スズキ GSX-8T(鈴鹿8耐2025)スズキ GSX-8T(鈴鹿8耐2025)

もう一台の「GSX-8TT」は、過去の名車を想起させるヘッドライトカウル、アンダーカウルを採用し、1970年代のロードレーサーをイメージしたデザインとした。車体色は、ブラックのフロントフォークやシュラウド、グレーのシートレールなどを採用し上質で落ち着いた配色とすることで、ホイールやデカールのスポーティーなアクセントを際立たせたカラーリングとした。車名の「TT」は、クラシックバイクを現代によみがえらせるという意味を込め、ベースモデルの「GSX-8T」と「Timeless」を掛け合わせたネーミングである。

スズキは今回の鈴鹿8耐で、GSX-8T/TTのほかにも直前にワールドプレミアとなった新型『GSX-R1000R』や、春のモーターサイクルショーなどで話題となった新型『DR-Z4SM』と、発売予定の日本未導入モデルを並べ、ファンの注目を集めていた。

スズキ GSX-8T(左)とスズキ GSX-8TT(右)(鈴鹿8耐2025)スズキ GSX-8T(左)とスズキ GSX-8TT(右)(鈴鹿8耐2025)

X(旧Twitter)では鈴鹿8耐でGSX-8T/TTを実際に見て、触ってきたというファンによる生のコメントで賑わっている。

「足つきは180cmでジャストフィット」
「8TTの現車も安っぽさなくて良かった」
「パラツイン信者ワイ、8Tにドキドキが止まらない」

といったコメントのほか、特にTTについては、

「個人的にはカウル付きのTTがグッと来る」
「8TTのビキニカウルめっちゃよい」

など高評価の声が集まっている。現時点で日本への導入時期などは未発表で、今回展示されたのは欧州仕様車とのことだった。新モデルの登場が続々と控えているスズキ、今後の動向に注目だ。

スズキ GSX-8T(左)とスズキ GSX-8TT(右)(鈴鹿8耐2025)スズキ GSX-8T(左)とスズキ GSX-8TT(右)(鈴鹿8耐2025)

《小國陽大》

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