チューニングパーツメーカーのHKS(エッチ・ケー・エス)が、スポーツサスペンション「ハイパーマックスS」に、トヨタ『GRカローラ』用とマイナーチェンジ後の『GRヤリスGen2』用のピロアッパー仕様を追加、販売が開始された。税込み価格はいずれも41万5800円。
「ハイパーマックスS」は減衰力特性、耐久性、美観すべてを進化させた、楽しさや快適さの先にある“走り心地”を実現する、30段階の減衰力調整機能・全長調整式構造を採用したサスペンション。
単筒式のメイン構造によりガス室とオイル室を分離でき、大径ピストン採用で上質かつ安定した減衰力特性を実現。ストラットタイプには倒立式を採用し、しっかりとした剛性感とすぐれたハンドリングや乗り心地も実現するほか、「プリロードバルブシステム」や「ワイドレンジニードル」など新技術の採用により、理想的な減衰力特性と広い調整幅を実現している。3年6万kmの長期保証付き。
今回追加されたピロアッパー仕様では、従来のハイパーマックスSの性能をそのまま維持しながら、GRカローラ用で最大約4度・GRヤリスGen2用で最大約4度40’のキャンバー調整が可能になり、セッティングやホイールマッチングの自由度が向上している。

GRカローラ(GZEA14H 2022年12月~)用では、スタイリッシュな見た目と乗り心地の両立ができる設定の車高として、日々の通勤から週末のドライブまでこれ一本でカバーできる懐の深さをもつサスペンションとなっている。
一方のGRヤリスGen2(GXPA16 2024年4月~)用は、純正の乗り味を損なうことなく、普段使いに求められる乗り心地とロール剛性などのスポーツ性能をバランスよくレベルアップさせている。しっとりしなやかに動きつつも粘りのある減衰特性を狙い、限界域での安定性やコントロール性も格段に向上。
GRヤリス前期型と同じセッティングではなく、マイナーチェンジ後の運動特性に合わせて専用のチューニングとして、新たに追加されたAT車両でもテストを行い、MT車/AT車問わず、ベストな走り心地を追求している。