セイコーウオッチは、セイコー プロスペックス スピードタイマーから「ダットサン240Z」コラボレーション限定モデル4種を9月5日より発売する。希望小売価格は13万7500円から47万3000円だ。
1960年代、セイコーは国際的なスポーツ競技大会で0.1秒、0.01秒に挑むアスリートたちと向き合い、計時技術を大きく飛躍させた。1964年には国産初のクロノグラフ「クラウン クロノグラフ」を発売。1969年には世界初の自動巻クロノグラフ「1969 スピードタイマー」を発売した。

同じく1969年に発表された「ダットサン240Z」は、日本だけでなく北米市場を中心に世界的な大ヒットとなり、日産の世界的なイメージリーダーとしての地位を確立。その後、スポーツカーとしての高性能を実証する意志も込め、「ダットサン240Z」は過酷なモータースポーツ競技として知られる世界ラリーへ挑戦を開始した。
1971年、SEIKOロゴとカーナンバー「11」を付けた「ダットサン240Z」は、全長6200kmに及ぶ世界で最も過酷なレースと呼ばれる東アフリカ・サファリラリーで優勝を果たし、名実ともにその名を世界に轟かせた。
今回のコラボレーションモデルでは、カウントダウンタイマーを搭載したメカニカルモデル、メカニカルクロノグラフモデル、ソーラークロノグラフモデル2種の計4種が登場する。

1971年の東アフリカ・サファリラリーを制したラリーカー「ダットサン240Z」を象徴するロゴマークを、各モデルのダイヤルに配置。また、ラリーカーをデザインソースとし、強い日差しを反射しないようにボンネットに塗られていたマットなブラックを基調とし、レッドをアクセントとしている。
カウントダウンタイマー表示やタキメーター表示、クロノグラフ積算計の目盛などに使用されているアラビア数字は、「ダットサン240Z」の計器盤のような判読性の高いフォントとして新たに書き起こした。
裏ぶたには、スペシャルなコラボレーションの証として「ダットサン240Z」のロゴマークをそれぞれマーキング。限定モデルの証として「LIMITED EDITION」の文字とシリアルナンバーが記されている。
ストラップには、LWG(レザーワーキンググループ)の認証を取得しているタンナーで生産されたレザーを使用。裏面には汗や水などによるダメージを最小限にするため、縫い目を裏地で覆う仕様を採用している。