KTMジャパンが8月6日、新型『390アドベンチャーR』を発表した。2025年9月発売予定で、メーカー希望小売価格は97万9000円(税込み)となっている。これに対してSNSでは「ついに出るのか!」「このスペックで100万切るのは魅力的」と話題になっている。
新型390アドベンチャーRは、普通二輪免許で運転できる399ccの単気筒エンジンを搭載したアドベンチャーモデルだ。ラリーマシンにインスパイアされたエクステリアデザインをもち、燃料タンクの形状もハードなドライビングに最適化されている。また、街乗りから本格的なオフロードトレイルまで、さまざまな地形での走破性と長距離走行能力を備えているのも特徴的だ。
パワートレインにはスムーズで伸びやかなパワーを提供する水冷4ストロークDOHC単気筒のLC4cエンジンを搭載。最高出力33kW(45PS)/8500rpm、最大トルクは39Nm/7000rpmを発生する。変速機は6速マニュアルトランスミッションを採用する。

車体面では、30段調整式の230mmのトラベルを持つサスペンションを装備し、優れたオフロード走破性を実現する。タイヤサイズはフロントが90/90 R-21インチ、リアが140/80 R-18インチとなっている。
そしてアシスト機能も充実。モーターサイクルトラクションコントロール、ABS、そしてリアのロックを可能になるオフローダーABSを装備する。またオプションでクルーズコントロールも装備可能だ。搭載される5インチディスプレイはフルカラーで、シフトインジケーターを備えている。
ホイールベースは1481mm、シート高870mm、燃料タンク容量約14リットル、車両重量165kg(燃料除く)となっている。2年間の保証が付帯する。

X(旧Twitter)ではこの発表に対して「KTM390アドベンチャーRほしいい」、「このスペックで100万切るのは魅力的だ」など話題になり、100万円以下の価格とスペック、装備のバランスが注目されている。
比較対象として、同価格帯のCFMOTO『450MT』を挙げ、「同じく100万くらいなら390を選びそう、20kg軽いし」(450MTは185kg)など165kgの車両重量も注目されている。
また、 海外で登場したスズキの『DR-Z4S/SM』が米国で8999ドル(約136万円)で販売されており、日本での販売価格は未発表ながら「DR-Z4S/SMは100万超確実だから、スゲー安くみえる。KTMかっさらいにきたな」という声もある。