ハスクバーナのエンデューロモデル、新技術搭載で性能向上…2026年モデル発表

ハスクバーナFEシリーズの2026年モデル
ハスクバーナFEシリーズの2026年モデル全 7 枚

ハスクバーナは、エンデューロバイクラインナップの2026年モデルを発表した。全モデルにレースで実証されたパーツを多数採用し、あらゆる地形で最高の性能を発揮することを目指している。

新たにグラフィック、ラジエーターシュラウド、リアマッドガード、フォークガードが刷新され、燃料ラインプロテクターも耐久性向上のために追加された。

サスペンション面では、WP XACTクローズドカートリッジフォークに複数の技術改良が施された。全7モデルでポリッシュドスプリング、新しい圧力リザーバー、一体型ハイドロストップを採用し、ダンピング特性を向上させている。フォークとリアショックの圧縮・リバウンド設定も見直され、シャシーバランスとハンドリングの洗練を図った。

ハスクバーナFEシリーズの2026年モデルハスクバーナFEシリーズの2026年モデル

2ストロークモデルは「TE125」、「TE250」、「TE300」の3機種。TE300はEURO5+の公道適合を維持し、幅広い用途に対応する。一方、TE125とTE250は競技専用モデルとなり、公道適合はない。これによりハスクバーナはこれらのモデルをオフロード性能に特化させている。

4ストロークモデルは「FE250」、「FE350」、「FE450」、「FE501」の4機種。各モデルは2種類のエンジンマップとトラクションコントロール、クイックシフターなどの電子ライダー支援機能を搭載し、あらゆる地形での性能最大化と個別の走行体験を可能にしている。

主な技術的特徴として、新しいスウェーデン風グラフィック、改良されたラジエーターシュラウド、ねじ式ラジエーターキャップ、燃料ライン保護キャップ、改良されたWP XACTフォークとリアショック、全4ストロークモデルに装備されたラジエーターファン、ブレンボ製油圧クラッチ・ブレーキシステム、クロムモリブデン製フレーム、アルミニウム・ポリアミド複合サブフレーム、高性能GSKディスク、2ストロークエンジンのスロットルボディインジェクション(TBI)、DOHCエンジン搭載のFE250とFE350、クイックシフター、マップセレクトスイッチ、オフロードコントロールユニット(OCU)、高性能LEDヘッドライト、プレミアムProTaperハンドルバーとODIグリップ、競技向けスタート/ストップボタン、軽量リチウムイオンバッテリーによる信頼性の高い電動スターターなどが挙げられる。

ハスクバーナFEシリーズの2026年モデルハスクバーナFEシリーズの2026年モデル

また、エンデューロライダー向けに最新の機能的オフロードアパレルコレクションも提供されており、長時間のライディングでも快適に競技に臨める装備が揃う。さらに、全モデルに対応した競技志向のテクニカルアクセサリーも用意されており、パワーや耐久性の向上を図ることができる。

2026年モデルの生産は8月から開始され、世界中の正規ディーラーで販売される予定。TE300モデルは10月から生産開始となる。

《森脇稔》

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