未来の2つの『コルベット』、電動化でパワーは2000馬力…バキュームファンによる革新的エアロ技術も

シボレー「コルベットCX」とコルベット「CX.R Vision Gran Turismo」
シボレー「コルベットCX」とコルベット「CX.R Vision Gran Turismo」全 7 枚

シボレーは、『コルベット』の未来デザインを示す2台のコンセプトカー 『コルベットCX』と『CX.R ビジョングランツーリスモ』を、「モントレーカーウィーク2025」のザ・クエイル・モータースポーツ・ギャザリングで発表した。

【画像】「未来のコルベット」を示唆する2台のコンセプト

両車は量産予定はないものの、今後数年間のコルベットデザイン言語のインスピレーション源となるという。70年以上にわたる高性能技術革新の歴史を踏まえ、アメリカンスポーツカーの伝統を受け継ぎながら未来へと導く役割を担う。

CXコンセプトは、究極の高性能ドライビング体験を提供する未来のコルベットとして設計された。戦闘機にインスパイアされたコックピットキャノピーを特徴とし、全高41インチ未満の低く流麗なプロポーションを持つ。

革新的なバキュームファンシステムを搭載し、内蔵ファンがオープンチャンネルボディワークを通じて空気を吸引。大きなダウンフォースを生成し、リアディフューザー上の気流を調整してリアルタイムでエアロダイナミクスバランスを最適化する。

パワートレインは4輪駆動の電動スーパーカー仕様で、各車輪に1つずつ配置された4つのモーターが2000hp以上を発生。90kWhリチウムイオンバッテリーをシャシーに搭載し、低重心と理想的な前後重量配分を実現している。

CX.R ビジョングランツーリスモは、25年以上続くコルベットレーシングプログラムからインスピレーションを得た競技専用モデル。過去25年間のコルベットGTレースカーを称える黄色と黒のカラーリングを採用している。

CX.Rは中央搭載の2.0リットル直噴ツインターボV8エンジンが最大900hpを発生し、1万5000回転まで回転する。再生可能なe-フューエルで駆動され、8速デュアルクラッチトランスミッションを通じて後輪を駆動。3つの電動モーターが前輪2つと8速ギアボックス内に配置され、システム総出力は2000hpに達する。

両コンセプトカーは、ソニー・インタラクティブエンタテインメントの子会社であるポリフォニー・デジタルとの協力により、8月後半に『グランツーリスモ7』でバーチャル体験が可能となる予定だ。

《森脇稔》

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