ブラバスが、新型オープンカー『ロケットGTC ディープレッド』を欧州で発表した。赤いカーボンファイバー製のボディを特徴とするオープントップのハイパーGTで、ブラバスの最高峰コーチビルディング技術を結集した1台だ。ルーフを開けた状態では、幅広で低いシルエットがより一層際立つデザインとなっている。
パワートレインには高性能ハイブリッドシステムを採用し、システム最高出力は735kW/1000hp、最大トルクは1820Nm(電子制御により1620Nmに制限)を発生する。これにより、ブラバス史上最もパワフルなロケットシリーズの1台となった。

エンジンは新開発の4.5リットルV8ツインターボで、単体で585kW/796hp、最大トルク1250Nm(車両では1050Nmに制限)を出力する。ブラバスの伝統的な哲学である排気量拡大によるハイパワー化を踏襲している。
空力性能にも配慮し、フロントスプリッターや大型エアインテークを装備。リア幅は198.5cmに達し、迫力あるスタイリングを実現している。

足回りには、フロントに10.5Jx21インチ、リアに12Jx22インチのブラバス モノブロックP プラチナエディションホイールを装着。タイヤはコンチネンタル製スポーツコンタクト7を採用している。
インテリアは赤いレザーで統一され、シート表面にはブラバス のシェルデザインのキルティングが施されている。各所にブラバスの ダブルBエンブレムが配置され、職人による手作業の仕上げが光る。