販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】

いすゞ117クーペ(PA96)当時のカタログ
いすゞ117クーペ(PA96)当時のカタログ全 14 枚

1968年から1981年。当時のクルマとしては比較的長寿といわれたいすゞ『117クーペ』。その中で1977年12月から1981年5月までの3年5か月ほど、後継車だった『ピアッツァ』にバトンを託す直前まで、カタログモデルだったのが“角目”だった。

「角目」のいすゞ『117クーペ』当時のカタログ画像

いすゞ117クーペ(PA96)当時のカタログいすゞ117クーペ(PA96)当時のカタログ

何を隠そう筆者は当時、角目の登場を知り直前に駆け込みで丸目の117クーペのオーナーになっていた。なので“角目”の117クーペへの第一印象には、かなり拒否反応に近いものがあった。いったい誰がこんな風にしたんだ!との思いで実車を見ていた記憶がある。が、今見直すと「これもアリだったのかな」と思うようになったのは、時が経ったせいか、少しだけ大人になったせいか……。

いすゞ117クーペ(PA96)当時のカタログいすゞ117クーペ(PA96)当時のカタログ

今回取り上げるのはか、角目になり2リットルエンジンを搭載した☆☆(スターシリーズ)が登場した時のもの。この時のカタログのトップを飾っていたのが“giugiaro”の名が与えられたモデルで、ご覧のとおりのブラックのボディに、オレンジのストライプ、185/70HR13サイズのピレリCN36スチールラジアルタイヤを装着。

いすゞ117クーペ(PA96)当時のカタログいすゞ117クーペ(PA96)当時のカタログ

ジウジアーロがデザインしたという内装は、ご覧のとおりで、カタログの文面によれば“銘車BMWにも採用されている西独・フロックヤーン糸を使用したファブリックに、なめし皮をバイアスに配した、モダーンなシートとドアトリム”とある。

いすゞ117クーペ(PA96)当時のカタログいすゞ117クーペ(PA96)当時のカタログ

ちなみに角目の117クーペは、外観ではバンパーがメッキ/ラバー/黒塗りのスチールを組み合わせたものとなったほか、チルト&スライドサンルーフ(XC-J)、リヤワイパー(XG)も設定があった。

いすゞ117クーペ(PA96)当時のカタログいすゞ117クーペ(PA96)当時のカタログ

インテリアではインパネのデザインが一新されたが、ステッキタイプの駐車ブレーキ、センターコンソールのパワーウインドゥスイッチはそのままだった。丸目オーナーの当時の筆者にとっては、パワーステアリングが唯一、羨ましい装備だった。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スズキ『カプチーノ』復活の可能性!…軽規格を維持、FRレイアウトも継承か
  2. ホンダ23車種、ガソリンが漏れるおそれ…6月掲載のリコール記事まとめ
  3. 三菱『パジェロ』新型のデザインはこうなる! 公式発表は2026年秋予定
  4. ホンダ23車種・3364台をリコール 低圧燃料ポンプ交換作業に不備
  5. ヤマハの原付電動スクーター『JOG E』全国発売へ、本体のみなら約16万円で買える
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. セキュア開発における脅威分析【自動車セキュリティ解説 第2回】
  2. 「容赦なきエルグランド包囲網」トヨタの高級ミニバン『アルファード』改良発表にSNS注目! 価格も争点に
  3. バックミラーは「銀座4丁目」だった…電子ミラー最大手「ジェンテックス」が握る車内センシングの主導権
  4. 自動車業界の現場が直面しているサイバーセキュリティの課題と実態【自動車セキュリティ解説 第1回】
  5. GaNで車載オーディオが変わる? 次世代D級アンプが示した高音質化の可能性
ランキングをもっと見る