ステランティスが、ブラジル向けのプジョー『208』と『2008』に、新型ハイブリッドパワートレインを搭載し、9月に発売する。
両車種にはステランティスが開発したBio-Hybrid技術が搭載される。この技術は南米のステランティス開発センター、セーフティセンター、バーチャルセンターで開発されたものだ。
エマヌエーレ・カッペラーノ南米ステランティス社長は「南米チームが開発したBio-Hybrid技術を搭載した新型プジョー208と2008により、当地域でのイノベーションと技術におけるステランティスの主導的地位を再確認する」と述べた。
同社は2025年から2030年にかけて、南米地域の自動車産業史上最大となる320億レアルの投資計画を発表している。
今年、ステランティスはベチン自動車工業団地にTechMobility(ステランティス製品開発・ハイブリッドフレックスモビリティセンター)を開設した。これは南米最大の施設で、低・中・高電圧の電動化技術開発を担当する。
ハイブリッドエンジンはベチン自動車工業団地で製造される。同工場は最近拡張され、年間110万台のエンジン生産能力を持つ。これによりブラジルは、パワートレインとBio-Hybrid技術開発のグローバル拠点として確立される。
Bio-Hybrid技術は持続可能でアクセス可能なモビリティの技術ロードマップの一部で、再生可能燃料であるエタノールの利点を最大化し、バイオ燃料ベースの推進力と電気システムを組み合わせている。