ステランティスジャパンは8月20日、フィアット『600』など6車種について、燃料装置の不具合があるとしてリコールを国土交通省に届け出た。
対象車種は、フィアット600のほか、アルファロメオ『ジュニア・イブリダ』、プジョー『308』、『408』、『3008』、シトロエン『C4』の、2024年9月29日から2025年7月9日までに輸入された6車種計1451台。
不具合の内容は、エンジンルーム内の燃料パイプ取付ナットおよびインジェクターレール取付ボルトにおいて、締付トルクの設定が不適切なため、締付トルクが不足しているものがある。そのため、使用過程で振動により燃料パイプ取付ナットが緩み、接続部からの燃料漏れにより、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
ステランティスジャパンは、ユーザーに対しダイレクトメール等で通知の上、全車両の燃料パイプ取付ナットおよびインジェクターレール取付ボルトを改訂後の規定トルクで締め付ける。
現在までにこの件に係る不具合や事故は報告されていない。