米当局、ホンダ「オデッセイ」など5車種141万806台を再調査[新聞ウォッチ]

エンジン部品に不具合があったという北米向けのホンダ・オデッセイ(2020年)
エンジン部品に不具合があったという北米向けのホンダ・オデッセイ(2020年)全 3 枚

ホンダが主戦場の米国市場で販売した一部の車種についてエンジン部品に不具合があるとして、米道路交通安全局(NHTSA)が再び調査を開始したという。

NHTSAが発表したもので、きょうの日経などが報じている。記事によると、調査の対象は高級車ブランド「アキュラ」の16~20年式『MDX』、18~20年式『TLX』のほか、ホンダブランドの18~20年式『オデッセイ』、16~20年式『パイロット』、17~19年式『リッジライン』の5車種で合わせて141万806台。対象車種は走行中にエンジン部品が故障して停止する恐れがあるという。

ホンダは23年11月にエンジンの不具合を理由に米国で約24万9000台のリコール(回収・無償修理)を発表したが、NHTSAはそのリコールでは対処されなかった問題があるとして、24年11月から今回と同じ対象の約140万台を調査。その調査は終了したものの、その後もエンジンに使う「コンロッドベアリング」と呼ばれる部品に関する不具合の報告が相次いで寄せられており、新たな調査に踏み切ったという。

ちなみに、ホンダが昨年に米国で販売した新車台数は約142万台、1年間の販売台数に匹敵する大規模な再調査とみられており、安全への品質問題を巡る当局の調査が長引けばブランドへの影響も懸念される。

2025年8月27日付

●専門家の経済講座、日産100万台縮小現実的な計画(読売・6面)

●転機の二輪、50cc「カブ」67年で幕、排ガス新基準満たせず (読売・7面)

●本社・日経、米AI企業提訴、無断で記事利用「著作権侵害」(朝日・1面)

●「日産GT-R」18年最終車両、環境規制など壁、社長「進化遂げ、将来再び」(朝日・6面)

●都市対抗野球あす開幕、V予想、トヨタ自動車圧倒(毎日・15面

●三菱商事が洋上風力撤退、国の再エネ戦略岐路、秋田など国内3海域 (日経・1面)

●スズキ、印からEV出荷、日欧など100か国へ輸出 (日経・14面)

●日産子会社に不正アクセス、一部デザインデータが流出(日経・17面)

●米当局、ホンダ車の不具合再調査 (日経・17面)

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産、第3世代e-POWER向けエンジンに世界初技術…コールドスプレー工法バルブシート採用
  2. スバル『アウトバック』新型、約515万円から…年内米国発売へ
  3. あさひ、通勤向け電動アシスト自転車「OFFICEPRESS-e」モデルチェンジ…安全性と整備性を向上
  4. ジープ初の1.6リットルターボハイブリッド搭載、SUV『チェロキー』新型が四角い新デザインで登場
  5. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る