日産『GT-R』の生産終了発表に、SNSでは「史上最高の日本車」「心からありがとう」など止まぬ惜別の声

日産 GT-Rが生産終了を発表。SNSでは惜別の声があふれた
日産 GT-Rが生産終了を発表。SNSでは惜別の声があふれた全 12 枚

日産自動車は8月26日、2007年から18年にわたり生産してきたR35型『GT-R』の生産が終了したと発表した。18年にわたり約4万8000台を製造し、スポーツカーファンに愛され続けたGT-Rは、日本の高性能スポーツカーの象徴とも言える存在。SNSではその歴史と功績を称える声が広がっている。

GT-Rはそのパワフルなエンジンと卓越したハンドリングで知られ、あらゆるドライバーがあらゆるシーンで最高のパフォーマンスを楽しむことを可能とした。次期型への技術継承が期待される中、R35型『GT-R』の生産が終了した。

日産 GT-Rの歩み日産 GT-Rの歩み

強大なパワーを発揮するVR38DETTエンジン、緻密な制御により卓越した安定性を実現するATTESA ET-S全輪駆動システム、そして革新的な空力設計などにより、R35 GT-Rは公道でもサーキットでも刺激的なドライビングを提供し続けた。エンジンは横浜工場の「匠」と呼ばれる9人の熟練工によって、約4万8000台すべてのエンジンが手作業で組み立てられた。

R35 GT-Rは従来の自動車のライフサイクルとは異なり、モデルイヤーごとの継続的な進化を実施し、出力や操安性、快適性をはじめ、あらゆる性能を向上した。最大出力は発売時の353kW(480ps)から、2017年モデル以降は419kW(570ps)にまで向上した。2014年にはNISMOモデルを新たに設定し、最大出力は441kW(600ps)を達成した。

日産 GT-RのVR38DETT型エンジン日産 GT-RのVR38DETT型エンジン

SNS上では、「史上最高の日本車は間違いなくこれだったよね。日本の誇りだった… 寂しい。」といった投稿が注目を集めた。他にもGT-Rに対する愛着と、その生産終了に対する喪失感が強く感じられるコメントが集まっている。

「日本には、GTRがあることを誇りに思う」
「お疲れ様でした!!夢や希望、情熱をありがとう!」
「本当に寂しいよ。心からありがとう。」
「でもさよならは言わないおかえりなさいを言いたいから」

といったコメントが見られた。日産GT-Rの生産終了は、多くのファンにとって感慨深い出来事だ。今後の次期型への技術継承と、日本のスポーツカー文化の発展に注目が集まる。

日産自動車 栃木工場をラインオフした最後のGT-R日産自動車 栃木工場をラインオフした最後のGT-R

《小國陽大》

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