日産自動車の米国部門は8月26日、小型SUV『キックス』の2026年モデルを発表した。現地ベース価格は2万2430ドル(約330万円)からとなっている。
キックスは日本では旧型が販売されている。米国では2024年に2代目にモデルチェンジ。今回、2026年モデルが登場した。
2026年型では、全グレードのSに12.3インチインフォテインメントシステムを標準装備。ワイヤレスApple CarPlayとワイヤレスAndroid Autoに対応し、フロント部分にUSB-Cポートを2つ配置した。
SVとSRグレードには新たに寒冷地パッケージを設定。フロントシートヒーター、ヒーター付きミラー、リアフロアヒーターダクトをセットにしており、寒冷地での使用に配慮した仕様となっている。
オーディオエンターテインメントシステムには、SiriusXMの最新プラットフォーム「SiriusXM with 360L2」も選択可能。衛星とストリーミング配信を組み合わせ、より個人化されたリスニング体験を提供する。
キックスは表現力豊かなデザインと優れた適応性を特徴とし、インテリジェント全輪駆動システムも用意。クラス最高の標準地上高を確保し、困難な路面状況でも安心して走行できる。
荷室容量はクラス最大で、シート使用時で30立方フィート、シート格納時で60立方フィートを実現。30オンスのコーヒータンブラーに対応したカップホルダーや、32オンスのイエティタンブラーが収まるドアボトルホルダーも装備している。
安全装備では、全グレードにニッサン・セーフティ・シールド360を標準装備。SとSVグレードにはインテリジェント・クルーズ・コントロールを、SRグレードにはステアリングアシスト機能付きのプロパイロット・アシストを搭載し、高速道路での運転をサポートする。
燃費性能は前輪駆動で市街地28mpg、高速道路35mpg、全輪駆動で市街地27mpg、高速道路34mpgを実現している。