デンソーは8月28日、東京大学大学院工学系研究科と共同で、「AI技術を活用して持続発展する次世代生産システム運用基盤の構築」講座を開設したと発表した。
日本の製造業は労働人口の減少や熟練知識の継承難という課題に直面している。これらを克服し持続的な成長を実現するため、生産現場のデジタル化とAI技術の活用が急務。生産現場には膨大なデータが蓄積されているが、十分に活用されていない。また、熟練者の技能や判断力は暗黙知であり、形式知化が難しいため継承が課題となっている。これらをAI技術で融合し、新たな価値創出を目指す。
この課題に対応するため、デンソーと東京大学大学院工学系研究科は2029年3月31日までの期間で「AI技術を活用して持続発展する次世代生産システム運用基盤の構築」講座を設置担当教員は太田順教授、梅田靖教授、原辰徳准教授、上西康平特任講師が務める。