欧州自動車業界、2030年・2035年CO2目標の見直しを要求…「実現は不可能」

欧州自動車工業会(ACEA)と欧州自動車部品工業会(CLEPA)のロゴ
欧州自動車工業会(ACEA)と欧州自動車部品工業会(CLEPA)のロゴ全 1 枚

欧州自動車工業会(ACEA)と欧州自動車部品工業会(CLEPA)は8月27日、ウルズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員長宛ての書簡で、2030年・2035年CO2目標の見直しを要求したと発表した。

欧州は2030年までのCO2排出量規制目標として、2021年に対して乗用車では55%、商用車では50%減らし、2035年までに乗用車と商用車で100%削減することを目指している。欧州の自動車メーカーと部品サプライヤーは、EUの2030年・2035年CO2削減目標の見直しを求める共同声明を発表した。

業界団体は、2050年のネットゼロ目標達成に向けて数百の電気自動車モデルを投入し、2030年までに2500億ユーロ以上の投資を約束してきたと強調。しかし、現在の政策は自動車産業の変革に対する包括的で実用的な計画を欠いていると批判した。


《森脇稔》

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