欧州自動車業界、2030年・2035年CO2目標の見直しを要求…「実現は不可能」

欧州自動車工業会(ACEA)と欧州自動車部品工業会(CLEPA)のロゴ
欧州自動車工業会(ACEA)と欧州自動車部品工業会(CLEPA)のロゴ全 1 枚

欧州自動車工業会(ACEA)と欧州自動車部品工業会(CLEPA)は8月27日、ウルズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員長宛ての書簡で、2030年・2035年CO2目標の見直しを要求したと発表した。

欧州は2030年までのCO2排出量規制目標として、2021年に対して乗用車では55%、商用車では50%減らし、2035年までに乗用車と商用車で100%削減することを目指している。欧州の自動車メーカーと部品サプライヤーは、EUの2030年・2035年CO2削減目標の見直しを求める共同声明を発表した。

業界団体は、2050年のネットゼロ目標達成に向けて数百の電気自動車モデルを投入し、2030年までに2500億ユーロ以上の投資を約束してきたと強調。しかし、現在の政策は自動車産業の変革に対する包括的で実用的な計画を欠いていると批判した。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. ヴェゼルの正解ホイールはこれだ!RAYS『HOMURA & RSS』の最新“純正適合ホイール”を一気見PR
  2. マツダ、新型電動SUV『EZ-60』を中国発売…約250万円から
  3. トヨタ『GRカローラ』に2026年型、米国は2グレード展開で今秋発売へ
  4. スズキの新型ハイブリッドSUV『インビクト』、インド安全性評価で最高の5つ星獲得
  5. 【ヤマハ YZF-R25 新型】人気の理由は「映えるデザイン」にあり! 進化する「Rの血統」とは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る