【アウディ A5アバント 新型試乗】セダンは1人で、アバントはファミリーで乗りたい…島崎七生人

アウディAs Avant TFSI quattro 150kW S Line
アウディAs Avant TFSI quattro 150kW S Line全 17 枚

セダンがこれまで『A5』にあったスポーツバックの役割も受け継いだハッチゲート付きとなったのに対し、アバントはワゴンボディを踏襲しながら『A4』からA5に進化。本国ではアバントはビジネスユーザーの用途も多いから、あくまでその需要にも応えてということなのだろう。

【画像】アウディ A5 Avant TFSI quattro 150kW S Line

とはいえセダンタイプ同様に、他銘柄のライバル車と比較しても、奇をてらわずとも魅力的なスタイルに仕上がっている。

アウディAs Avant TFSI quattro 150kW S LineアウディAs Avant TFSI quattro 150kW S Line

とくにアバントの特徴であるリヤまわりは、リヤクォーターウインドゥの面積や前後長、Dピラーやリヤゲートの傾斜、リヤオーバーハングのボリューム感など、どれをとっても完璧といえるバランスに仕上げられている。その上でブリスター形状のフェンダーが力強く踏ん張りを利かせ、安定感を見せている。

◆セダンは1人で、アバントはファミリーで乗りたい

なお後席用のドアは開口部形状がアバントは専用で、乗り降りはセダン以上にしやすい。後席スペースも、水平方向のゆとりはセダンと同様だが、頭上空間はルーフ形状の違いでこのアバントのほうがゆとりがあり、よりゆとりのある空間が味わえる。

合理的な根拠はないが、新型A5にはセダンは1人で、アバントはやはりファミリーで試乗してみたいと思った。そこで家内と我が家の柴犬のシュンと連れ立って、自宅からほど近い湖まで撮影を兼ねて出かけてみた。

アウディAs Avant TFSI quattro 150kW S LineアウディAs Avant TFSI quattro 150kW S Line

すると、想像どおりの心地よさだった。途中、クロワッサンサンドで有名な店に立ち寄りチキンサラダのクロワッサンサンド(ボリュームがあるので2人で予めカットされている半分ずつても十分)と飲み物を買い、山道をひとしきり走った後に、そこで実際に遅いランチをとりながら絵撮りをしたのがタイトルカットだ。アバントのリヤゲート開口部は間口の高さはセダンと同じながら、リヤゲートが頭上に具合よく日除けになるように開くから、腰かけてひと休みするにはちょうどいい。

◆快適性とハンドリングがバランスしたいい乗り味

アウディAs Avant TFSI quattro 150kW S LineアウディAs Avant TFSI quattro 150kW S Line

走りはもちろん快適だった。別稿で乗ったセダンとは同一グレード・仕様だったため、意外にも車重はリヤの+10kgしか違わず、動力性能が反映される加減速も、アバントがセダンに劣るとはまったく感じなかった。

が、1名+犬(体重15gk)がリヤシートに乗った状態で山道を振り回す訳にもいかず、ゆったりと走らせていると、走行モードを“コンフォート”にした状態でもアクセルワークに気を遣うことなく、オプションの20インチタイヤながら、快適性とハンドリングがバランスしたいい乗り味が経験できた。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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