マツダの英国部門は8月28日、『MX-5』(日本名:『ロードスター』)が2024年、世界で最も売れたコンバーチブルになったと発表した。
2024年のロードスターの世界販売台数は2万7669台で、あらゆる種類のオープンカーを上回った。
MX-5は2000年に世界最多販売2シータースポーツカーの記録を樹立して以来、その地位を維持している。1989年の初代発売から4世代にわたり、広島県の宇品工場で生産された累計販売台数は125万6158台に達している。
英国市場では、MX-5の累計販売台数が13万5000台を超え、2シーターロードスター部門で首位を維持している。コンバーチブル全体でも2位の販売実績を記録した。2015年にデビューした第4世代の英国販売台数は3万台に迫っている。

コンバーチブルやスポーツカーモデルが減少する世界市場において、MX-5は軽量でドライバー重視のオープンエア走行の楽しさを体現する存在として際立っている。英国で販売される車の22%しかマニュアルトランスミッションを採用していない中、MX-5の6速マニュアルギアボックスは優れたドライバーエンゲージメントの重要な要素となっている。
MX-5の英国での人気と成功を記念して、8月26日から9月24日まで、マツダ英国ヘリテージフリートの30周年記念MX-5がロンドン中心部の英自動車工業会の本部ショールームで展示される。
現在のラインナップは、ロードスターとRF(リトラクタブルファストバック)それぞれ4モデルずつの計8モデルで構成されている。プライムライン、エクスクルーシブライン、ホムラの3つのトリムグレードを用意し、1.5リッター(132ps)と2.0リッター(184ps)のスカイアクティブGエンジンを選択できる。
30年以上にわたり4世代を通じて、MX-5は純粋な軽量スポーツカーのベンチマークとして、ドライバーエンゲージメントを中心とした魅力を提供し続けている。人馬一体の哲学は全てのマツダ車の中核にあり、特にMX-5で顕著に表現されている。