「そういう時代か…」中国で生きていたホンダの最高級ミニバン『エリシオン』が話題に、「これなら日本でも売れる」の声も

ホンダ・エリシオン 改良新型(中国仕様)
ホンダ・エリシオン 改良新型(中国仕様)全 7 枚

ホンダと東風汽車の中国合弁、東風ホンダは8月27日、ミニバンの『エリシオン』改良新型を中国市場で正式発売した。SNS上では「まだ中国で生きてて、しかもモデルチェンジしたのか...」「これなら日本でも売れると思う」など、話題になっている。

【画像】東風ホンダが中国で発売した『エリシオン』の改良新型

「エリシオン」は、ホンダの最高級ミニバンとして展開されてきたモデルだ。2013年に日本市場での販売は終了しているが、2016年に中国で2代目「エリシオン」が登場した。ホンダと広汽集団の中国合弁、広汽ホンダの『オデッセイ』、その東風ホンダ版が「エリシオン」という名称を継承している。

改良新型「エリシオン」では4つのグレードを展開し、価格は24万9800元(約515万円)からに設定されている。

エクステリアでは、フラッグシップMPVとして、新デザインのフライングウィング式フロントグリルを採用し、表情を一新した。車体サイズは全長4951mm、全幅1842mm、全高1711mm。また、同クラス最小の5.4mの最小回転半径により、狭い路地や駐車場でも楽に運転できる。性別や年齢を問わず、誰でも運転しやすい設計となっている。

室内空間では、ホンダの「MM空間コンセプト」を採用し、「乗員空間最大化、機械空間最小化」を実現。室内寸法は長さ2840mm、幅1540mm、高さ1280mmを確保している。

3列目シートは前向き後向きの切り替えが可能で、アウトドアシーンでは「展望ソファ」として活用できる。3列目を完全収納して豪華な4座モードに変更することも可能。2列目には独立ヘッドレスト付きキャプテンシートを装備し、肩部調整、レッグレスト調整、シートヒーターなどの機能を備えている。3列目シートは4:2:4の分割可倒式で、様々なスポーツ用品を積載できる多彩な空間アレンジを実現している。

動力性能では、ホンダi-MMDデュアルモーターハイブリッドシステムを搭載。EV、ハイブリッド、エンジン直結の3つの駆動モードを持つ。発進時は電気モーターで静かに加速し、加速時はモーターとエンジンが協調して力強い動力を発揮。高速巡航時はエンジン直結モードに自動切換えし、動力性能と燃費性能を両立している。

安全装備では、Honda SENSING安全システムを標準搭載。ACC(アダプティブクルーズコントロール)、CMBS(衝突軽減ブレーキ)、LKAS(車線維持支援システム)などを統合し、レベル2の運転支援機能を実現している。

そんな中国版「エリシオン」の発表に、X(旧Twitter)では「まだ中国で生きてて、しかもモデルチェンジしたのか...」「日本でダメでも中国なら..そういう時代か」といった驚きのほか、「好きなスタイル!」「これなら日本でも売れると思う」などの反響が広がっている。ホンダの高級ミニバンとしての「エリシオン」の国内復活を望む声も多く上がっているようだ。

エクステリアに関しては、「プレステージを彷彿させる」「(顔が)先代アルファード的だ」「既視感が凄いな…エクスファイア!?」「個人的には好きなスタイル」など様々なコメントが寄せられているほか、大型・高級ミニバンとしては、全高が低めに収まるスタイルも注目されている。

ほかにも、「スポーツカー並みの出力が欲しい所」「2列目のテーブルは日本オデに設定してもいいんじゃないか」といったコメントも見られた。

《大矢根洋、小國陽大》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のスラントノーズ復活か? ボルシェ 911 が「フラッハバウ」導入へ
  2. BMW、ケージ構造でヘルメット不要の電動スクーター『ビジョンCE』発表へ…IAAモビリティ2025
  3. 【プジョー 3008 新型試乗】いかにもプジョーな乗り味、室内は心地よい「異次元空間」…島崎七生人
  4. レクサス NX、電動モデルのラインナップを拡充…2026年型を米国発表
  5. 「ミニプリウスになったな」トヨタ『アクア』改良モデルの「ハンマーヘッド」採用にSNSも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る