住友ゴムと東北大学、ポリイソプレンゴムの伸長結晶化メカニズムを解明

タイヤゴムの補強性向上に関係する伸長結晶分布を可視化
タイヤゴムの補強性向上に関係する伸長結晶分布を可視化全 1 枚

住友ゴム工業は9月3日、東北大学多元物質科学研究所の研究チームと共同で、ポリイソプレンゴム内部での伸長結晶の分布をナノメートルスケールで可視化することに成功したと発表した。

ゴムを大きく変形させると、ポリイソプレン分子鎖が引き延ばされて伸長結晶化が起こり、これがゴムの補強性に寄与すると考えられてきた。しかし、この伸長結晶の空間分布を直接観察する技術がこれまでになく、分布のコントロールと補強性向上のヒントが得られないことが課題だった。

今回の研究では、「試料を引っ張りながら透過型電子顕微鏡法で観察する技術」と「スポット径がナノメートルサイズの電子ビームを走査しながら多数の電子回折図形を取得する技術」の2つの先端技術を複合的に用いることで、伸長結晶分布の可視化を実現した。


《森脇稔》

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