メガ・ギガキャスト対応へ3社連携、金型補修技術で海外展開…愛知溶業

愛知溶業と明和製作所のメガ・ギガキャスト溶接補修のMOUを拡張し東海溶業を加えた3社が連携
愛知溶業と明和製作所のメガ・ギガキャスト溶接補修のMOUを拡張し東海溶業を加えた3社が連携全 1 枚

金型の溶接補修事業を展開する愛知溶業は9月8日、明和製作所と締結した協業に関するMOUを拡張し、新たに東海溶業を加えた3社間でのMOUを締結し協力体制を構築したと発表した。

近年、従来は多くの部品と工程でつなぎ合わせていた車体パーツを一度の鋳造で一つの部品として製造する新しい技術「メガ・ギガキャスト技術」が自動車業界をはじめとするモビリティ産業で中国・北米を中心に急速に普及している。中国のギガキャスト関連市場規模は2021年の85億元(約1785億円)から大幅に広がり、2025年には323億6000万元(約6800億円)に達する見通しだ。

こうした技術革新を受け、国内でも政策レベルでの対応が進められている。経済産業省は2025年3月に「素形材産業ビジョン(2025年版)」を発表し、その中で「ギガキャスト等の新技術の開発や導入を進めるに当たっては、国際的な技術基準や規制等も参考にして、産業界と連携しつつ必要な検討を進める」と明記した。


《森脇稔》

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