MANの電動トラック、欧州で延べ500万km実証走行…CO2削減効果は3600トン

MANの電動トラック『eTruck』が2025年初頭から欧州の主要物流企業での実証運行で500万kmを突破
MANの電動トラック『eTruck』が2025年初頭から欧州の主要物流企業での実証運行で500万kmを突破全 1 枚

VWグループ傘下のMANは9月4日、同社の電動トラック『eTruck』が2025年初頭から欧州の主要物流企業での実証運行で500万kmを突破したと発表した。

DBシェンカー、ダクサー、ドゥーベンベック、ドレクスルマイヤーなどの大手物流企業で運用されている約200台のバッテリー電動トラックが、量産開始前から顧客での実用運行を重ねてきた。これらの車両は平均で100km当たり90kWhの電力を消費し、100%グリーン電力を使用することで、同等のディーゼル車(100km当たり約27リットル消費)と比較して約3600トンのCO2削減を実現している。

2025年6月には、ミュンヘン工場で『eTGX』と『eTGS』の量産が開始された。中長距離輸送や建設・自治体向けに特化したこれらの車両は、ディーゼル車と電動車を同一ラインで製造する革新的な混合生産ラインで、1日最大100台の生産が可能だ。同社は年末までに電動トラックの受注1000台突破を目指している。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. トヨタ『RAV4』新型、3つのスタイルで登場…まずはハイブリッドを450万円から発売
  2. パナソニック ホールディングス・人事情報 2025年11月1日付
  3. メルセデスベンツGLB新型、生産開始…最大航続631kmのEVを2026年春発売へ
  4. 【GR86×カーオーディオ】純正オプションに不満!? BLAMで高音質化への最短ルート[car audio newcomer]by サウンドステーション AV Kansai 堺店 前編
  5. 日産株価が3日続伸、SUV『パトロール』を日本市場に投入へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る