カヤバ(KYB)は9月10日、同社が開発した最新モトクロス(MX)サスペンションが、ヤマハ発動機の『YZ450F』(2026年モデル)に採用されたと発表した。
【画像】「グラウンドフックコンセプト」を採用したカヤバ製「MXサスペンション」
今回採用されたサスペンションは、あらゆる路面状況でもタイヤの接地感を感じられる走行フィーリングを追求する同社の「グラウンドフックコンセプト」を軸に設計された。減衰制御・摩擦制御・調整機構の三要素を最適化することで、安定した吸収感を感じながら路面状況を的確に把握できる、ライダーが安心して攻めていけるサスペンションを実現している。


YZ450F(2026年モデル)に採用されたフロントフォークでは、リーフバルブスプリングバルブ構造により小さな路面入力から一様な吸収性を向上させ、デルタ形バルブで大きな路面入力での吸収性を向上。さらにツールレスアジャスタで調整性を向上させている。
リアクッションでは、大径ベースバルブ構造により小さな路面入力から一様な吸収性を向上させ、6ポートピストンで大きな路面入力での吸収性を向上。こちらもツールレスアジャスタで調整性を向上させている。
これらの技術により、YZ450Fの戦闘力を最大限に引き出すサスペンションとして、カヤバの技術力が結集された製品となっている。