バイオ燃料活用による脱炭素化推進へ、日本とブラジルの自動車工業会が連携

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日本自動車工業会(自工会)は9月12日、ブラジル自動車工業会(ANFAVEA)との共同ステートメント「現実に即し好結果をもたらす道路交通セクターの脱炭素化」を発表した。

2050年カーボンニュートラル達成に向けて、両団体は持続可能燃料の戦略的役割を強調している。バイオ燃料に代表される持続可能燃料は、ハイブリッドシステムや燃料電池などの先進的な駆動技術と組み合わせることで、小型車から大型車まで、あらゆる用途においてクリーンなモビリティへの移行を加速させることが可能だとしている。

ステートメントでは、単一の解決策に限定することは、地域の実情やインフラの制約、世界中のモビリティシステムの多様なニーズを見落とすリスクを伴うと指摘。ゼロエミッション車両(電気自動車や燃料電池車等)のように直接排出されるCO2をゼロにする技術や、カーボンニュートラル燃料を用いる内燃機関車両等、さまざまな技術をアフォーダブルに進歩させ、普及させることが重要だと強調している。


《森脇稔》

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