BMWモトラッドは、特別仕様のBMW『R18トランスコンチネンタル』をローマ教皇レオ14世に引き渡し、祝福とサインを受けたと発表した。この車両は、10月にミッシオ・オーストリアがサザビーズを通じてオークションに出品し、収益はマダガスカルの児童支援プロジェクトに寄付される。
【画像】ローマ教皇レオ14世のサイン入りBMW『R18』の特別カスタム仕様
R18トランスコンチネンタルはBMWモトラッド・ドイツランドが寄贈し、BMWモトラッド販売店のヴィッツェルが改良を施した。ヴィッツェルとJESUS-BIKERの創設者トーマス・ドラクスラーが、慈善目的で法王のための特別なバイクを製作するアイデアを発案した。車両は真珠白に塗装され、バチカンの紋章が取り付けられるなどの特別な改造が施された。

この特別な車両はゼンフェルトのモトラッド・ヴィッツェルから「ピースライド」としてローマへの旅を開始した。シャーフハイム、アルトエッティング、ヴェローナを経由し、教会での礼拝も行われた。JESUS-BIKERの代表者、BMWモトラッド、BMWヴィッツェルの関係者が同行し、主にBMWモトラッド・ドイツのBMW R18で走行した。
BMWモトラッドのマルクス・フラッシュCEOとBMWモトラッド・ドイツ責任者ミヒャエル・ゾマー氏が、バチカンでの一般謁見後に法王に車両を直接引き渡し、祝福とサインを受けた。

フラッシュCEOは「最初はクレイジーなアイデアのように聞こえたが、素晴らしいチャリティに発展した。BMWモトラッドとして、R18トランスコンチネンタルでマダガスカルの児童支援プロジェクトをサポートできることを嬉しく思う。このプロジェクトを支援するために時間を割いてくださったレオ14世にも感謝したい」とコメントした。
この特別なR18トランスコンチネンタルは、オークションまでの期間、10月7日まで、ミュンヘンのBMWヴェルトで展示される予定である。